2011年10月19日水曜日

金 - Wikipedia

金 - Wikipediaへのリンクです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91

その中の一文に以下ように書かれていました。

「歴史的には、貨幣の価値によって同等の重さの金と
交換できる金本位制として知られる、経済システムの裏を
支える物として使われてきた。」

Wikipediaはそもそも正しさを主張してはいませんが、
上の書き方は実は正しくないと思われます。

貨幣は最初から存在していたわけではありません。
歴史としては、物々交換の時期あり、
その後、金貨や銀貨が使われるようになります。

金貨や銀貨のその希少性と加工のしやすさなどから、
価値の保存、価値の尺度、物品交換の媒体として
機能するようになります。

金や銀などの富を貯めた人はやがて、それを預け、
その預かり証のみでやり取りを始めるようになります。
これが貨幣誕生の発端とされています。
この金や銀を預ける場所は現在では銀行と呼ばれています。


貨幣はそもそも金によってその価値を保障されていました。

つまり、金が貨幣と交換できるのではなく、
貨幣が金と交換できたのです。

明治時代、1円は金1gと交換できるとして円が誕生しました。

しかし、今では4,000円程度を支払わなければ
金1gと交換することができません。
(金の過去最高値は6,000円台であり、
円ベースでは高値を更新していません。)

金はそんなにも高くなったのかと思うかもしれませんが、
金を基準にしてみれば、
円の価値がそれほどまでに落ちたということです。

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