2011年10月15日土曜日

第2のリーマンショックは来るか? その1

先日、欧州銀のデクシアが解体されました。
http://www.nikkei.com/markets/features/12.aspx?g=DGXNASGR10004_10102011000001

未だに欧州経済に対する悲観的な報道が続いています。
では今後どのようになっていくのか?
やっぱり気になるのは未来なんですが、
未来を予測するためには過去を振り返ってみましょう。

リーマンショックが来る少し前から振り返ってみたいと思います。
リーマンショックの約半年前の2008年3月には、
アメリカの大手銀ベアスターンズが破綻しました。

ベアスターンズ破綻によって、
2007円に800ドル近辺を行き来していた金価格は、
史上初めて1000ドル超えへ。

2007年6月には120円台だったドル円は、
1995年以来の100円を割って95円へ。

2007年7月には18,000円台だった日経平均は、
12,000円割れします。

テレビニュースでもこぞってこのニュースを取り上げ、
アメリカ経済に対しての先行きの不安を報道しました。

しかしその後、相場は反転し始めます。
金価格は850ドルまで下落し、
ドル円は110円まで戻します。
日経平均も上昇して、14,000円台まで回復します。

一部の専門家はベアスターンズ破綻が危機のピークだったといい、
経済はこれから上向くというような予測をする人もいました。

そして、経済は明るい方向に向かっていきそうだとなった
その直後にリーマンショックがやってくるわけです。

リーマンショックにより金は700ドル割れ、
ドル円は86円台へ下落、
日経平均は7000円台にまで下落しました。

ここで注意すべきなのは、
ベアスターンズ破綻までは危機によって買われていた金が、
リーマンショックによって売られ、下落したということです。

なんで金が売られたのかに対する考えは
また別の機会に書こうと思いますが。

まずは、先日のデクシア解体とベアスターンズ破綻、
似ているように見えなくもないと思いませんか。

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