先日、書いたように過去の2400%の上昇局面の中には
金は40%の下落を経験しています。
金上昇相場の歴史
金はこの調整局面で、同じように下落する可能性が
あるのではないかと考えるようになりました。
それは自分を含めた多くの投資家が
ドルに対して弱気で、金や銀に対して強気であるということです。
相場は強気いっぺんになると長期トレンドとは
反対方向に動いて調整をします。
下は、ドル円のチャートです。
2007年6月から今までドル円はずっと下落トレンドですが、
なんどか大きな調整局面がありました。
印象的なのは2008年3月の下落です。
ドル円は95円台をつけ、
ニュースでも100円を割る円高局面到来と大きく報道されました。
ドルに弱気だった私はさらなる円高を予測しましたが、
相場はそこから反転し、110円台まで反発しました。
110円台まで反発してくると円高論者は大間違い扱いされ、
ドルの95円は大底で、絶好の買い局面だったと言われます。
しかし、そうではなかったことは今のドル円相場からはわかるでしょう。
95%の投資家が同じ方向を向いた時、
相場は反転をし始めます。
なぜなら、みんなが売って(買って)しまったら、
それ以上売る(買う)人はおらず、
誰かが利益確定のために買い戻し(売り出し)始めると、
相場が反転していくからです。
そして、高値で買った人や安値で売った人は
損失を被ることになり、損切りが損切りを呼んで、
調整が大きくなるのです。
これはいつでも起きていることであり、
相場にとっては健全で自然な流れです。
今、金には同じようなことが起きているのではないかと
なんとなく感じるのです。
そして、あの頃のドル円の調整と同じように、
今起きている調整は金の強気派が否定されるくらい
大きくなる可能性をがあります。
それが実際に起これば、
最近になって金を買った人には試練になりますが、
本当の金の強気派にとっては
これから絶好のチャンスが到来することになります。
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