2011年10月20日木曜日

金ETFとは。

金への投資の手段として
近年、金ETFというものが開発されました。

金ETFは、金価格に連動した有価証券で
株式のように買ったり売ったりできるので、
注目を浴びるようになりました。

手軽に手数料も少なく取引できるとして、
ここ数年金間で、金ETFの市場規模は大きく拡大してきました。

金の現物ではなくて、金のETFでいいんじゃないかと
疑問を持つ人もいるでしょう。
しかし、私は金ETFを信頼していません。

金と同価の有価証券とは、
あるものとよく似ています。

それは何かというと、、 ドルや円などの今の通貨です。

ドルは1930年代の大恐慌の前、
1オンス(32g程度)の金と20.67ドルで
交換できる通貨として認知されていました。

その後、米政府が大量にドルを発行したことで、
20.67ドルと金との等価交換を維持できず、
段階的に1オンス35ドルにまで
金に対して切り下げられます。

そう、かつてドルは金と同価だったのです。
円も明治時代には1gの金と同価でした。

金とドルや円の価値が同じであれば、
ドルや円を持っていればいいじゃないかと
思うかもしれません。
しかし、実際はどうなったどうでしょう?

今では、、
1,600ドルを払わなければ金1オンスと交換してもらえません。
4,000円を払わなければ金1gと交換してもらえません。

政府はそうやって国民を裏切ってきました。

政府が発行する通貨よりも、
簡単に増産できない正直な金が上昇してきたのです。

では、ETFを運営する会社は信頼できるでしょうか。

本当に金を持っているのでしょうか。

金の現物が必要となった場合に
どうやった手段で金ETFから現物へ交換できるのでしょうか。

そういった信用リスクがないからこそ、
金そのものを持つことに意味があります。

だからこそ、金を保険として持つのは、
現物でなくてはなりません。

金ETFは私からしてみると結局は紙幣とたいして変わりません。

手数料を支払ってでも現物で持つことが重要だと考えています。

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