少し前にも書きましたが、
EFSFでギリシャを救おうとすることは
借金をさらに増やすに過ぎず、
イタリアやスペインをも救わなければならないことになります。
EFSFは一時的に安どを与えるかもしれませんが、
ギリシャ、イタリア、スペインの損失は誰かが
支払わなければなりません。
EUでそれらの国を救うことはさらにユーロ諸国の借金を増やし、
通貨の価値を引き下げ、EU諸国に住むユーロ市民全員が
損失を被ることになります。
マーケットがユーロの問題に着目している以上、
損失を確定しない限り、危機は終わらないでしょう。
ショックは先送りすることもできますが、その分さらにひどくなります。
今、ショックが来た方が少ない損失で済むことになると思います。
私の見通しではショックが来るか、来ないかが問題なのではなく、
いつ来るかの問題ではないかと考えています。
テレビなんかで言われているユーロが一致団結して、
危機を回避すべきという意見は、
結局問題先送りのことで問題をさらに悪くするでしょう。
ユーロ諸国は現実を見るべきではないでしょうか。
しかし、ユーロよりも実際はアメリカの問題の方が大きいでしょう。
今はユーロの問題によって注目されいないだけです。
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