2011年10月13日木曜日

ユーロの見通し

ユーロの問題は借金が膨らんでしまった親戚のおじさんをどうすべきかという問題と同じ。

さらにお金を貸せば、
1.おじさんの借金はさらに膨らむだけ。
2.すでに貸したお金は返ってこないし、追加で貸した分まで返ってこなくなる。
問題を解決するには破産するか、宝くじでも当てるか。

やっかいなのは、すでにおじさんにお金を貸しているのが大銀行で、
大銀行は貸した金を返してほしがっているというです。

政府には大銀行の人たちとお友達が多い。
なんせ、彼等は票がほしいですから。
そして、政府にはお金を刷れる権限があります。
そこが親戚のおじさんとは違うところですね。

スロバキア政府がEFSFを否決したり、再採決したり茶番劇なんだけど、
つい見てしまうのは、水戸黄門が好きなおじいちゃんと同じか。


危機が回避されて、買い戻されているユーロの流れはいつまで続くかわかりませんが
問題の根本が解決(デフォルト)するまでユーロの下落は終わらないでしょう。
ユーロ/ドルの直近安値1.31台はやがて割り込まれることになると思います。

もし、ギリシャ(やイタリアやスペイン)を破綻させれば一時的に大混乱になるでしょうが、
ユーロは正直な通貨だということを示すことになります。

それができればユーロを応援したい(ユーロを買いたい)と考えています。

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