2011年10月25日火曜日

先行する金チャート?

今までほとんど銀について触れていなかったので、
銀について考えてみます。

結論からいうと、私は金よりも銀の方が
上昇余地があるとみています。

下は、銀の長期チャートです。
見てわかるとおり、ドル建ての銀価格は
まだ過去の最高値を更新していません。



次は、金の長期チャートです。
ドル建ての金価格は、
過去の最高値を2007年に更新し、
少し前に2倍程度まで達しました。



ちょっと前に先行する銀チャート?を書きましたが、
短期的な動きとしては金が銀に追づいしそうですが、
長期的には銀が金に追づいしていきそうだというのが
私なりの見解です。

チャートもそうなのですが、
実際に需給の面からみても、
銀の方が有望だと考えています。

銀は貴金属であると同時に、
消費される工業金属でもあり、
その用途は近年になって
多様化してきています。

銀の需要と供給については
別の機会に詳しく述べたいですが、
やがて供給が需要に追いつかなくなる
時が来るんじゃないでしょうか。

10年前は1オンス5ドルを下回って、
銀は貴金属に含めるべきなのか
という議論があったことが懐かしいです。

ただ、もうしばらくは調整が続くかもしれません。
EU圏の問題もありますが、
中国の方が影響が大きい可能性があります。

今年から来年にかけて予測される中国の景気減速は、
銅や鉄以外にも、金や銀の価格にも影響しそうです。

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